足りない人材

建設中の家

建設業界の人員不足が続いていて工事にも影響が出ています。東日本大震災以降の復興工事の増加に加えて、東京都オリンピック・パラリンピックの開催を控えた施設の建設やインフラの整備で工事量は増加しています。現在は一定規模の工事をするためには資格を持った人を配置して施工管理をしなければなりません。建設業界は高齢化のため資格を持った施工管理者が定年を迎えて減少しています。従来は不足していた分を派遣労働者の穴埋めしていましたが、派遣業界でも工事量の増加に対応できなくなっています。工事現場の施工管理をするための資格取得については試験を受験するために一定の経験が必要ですから、急激に資格取得者を増やすことは出来ません。

建設業界ではこの施工管理の資格保有者の不足への対応として、定年退職予定者の引き留めを行っています。従来は定年延長をする場合は給与を大幅に減額していましたが、辞められると困るという状況に追い込まれているため減額幅を縮めて引き留めています。社内では一定の経験年数が経過していて、資格取得をしていない人たちを受験対策として講座を設けると同時に勤務時間についても工夫をして勉強をする時間を設けています。派遣会社ではインターネットなどを通じて施工管理者を募集していますが、思ったほどの効果が見られないため、以前派遣登録していた高齢の世代にも人たちにも声をかけて比較的通勤の楽な現場を紹介しています。いずれにしてもこの状況はしばらく続きそうですので、工事への影響が懸念されます。